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旧車レストア 事例 / 昭和54年式 330グロリア

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旧車全塗装 / 2010-08-15

新車に近いリフレッシュ

GLORIAを愛して止まないオーナー様。念願のコンディションの良い330を長年探し続けてやっと出会えたそうです。

ですが、(全塗装歴が有り、新車純正色と若干違うなど)外装に満足できないとの事。

更には製造からだいぶ時が経過している為、補修痕や、金属の「錆や腐り」が塗装面を侵している所が多少有る為、当時の状態に少しでも近づけられる様、リフレッシュを兼ねてご相談頂きました。



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昭和54年式のグロリアが入庫しました。

オーナー様のご希望で、同色での全塗装をしたいとの事です。一見した所、全体的に程度は良く、前所有者様達も車庫にて大切に保管されていたようです。

ドアの内装にも新車時のビニールが被っている程です。



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今回は、車輌の状態やご予算等の兼ね合いからレストアではなく、全塗装と言う事で、どこまでの仕上がりを望まれているのかを、確認しながらの作業となります。(メッキパーツはフェンダーミラーの状態があまり良くないので、蒸着メッキ加工を希望との事)

車庫で大切に保管されていた車とは言え、31年前の車ですので、何が潜んでいるかわかりません。

外装を細部まで確認して見ると、補修歴が有る箇所に問題が発覚し、板金のやり直しの恐れがある場所が多々見つかりました。ある程度作業が進んで行かないと状態が判断出来ないので、気になる箇所から作業を進めます。



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初めに前廻り、後廻りをばらします。

まずはダメージの軽い右フェンダーから。

右フロントフェンダーはブリスターが発生していた為、塗膜を剥がし、素地の鉄板の状態を確認。

歪みのある箇所は板金します。もちろん鉄板まで出したパネルは板金が仕上がり次第プライマーサフェーサーを入れて錆止め処理をします。



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続いて左フロントフェンダー。状態から推測すると中古のフェンダーに交換されていた様です。

Aピラーやドアとのチリ(隙間)が酷く、塗膜を剥がすとサビで穴のあいてしまった部分が出てきました。

折れた角は板金し、穴は溶接して直します。

次は、、コアサポート。左側の部分に、かなりの板金跡が有りましたが 、オーナー様に確認のうえ、外装として見える部分ではない為、今回は綺麗に直さず作業を進めることになりました。



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外見を一見した限りでは程度が良いと思われた車ですが(今までのはある程度想定内)。。。ところが。。

とんでもない。。。

。。。。修理痕。。。。

あっ。。。見つけちゃいましたΣ(゜д゜)

左リアドアとクォーターパネルのチリの不具合が最初から気になっちゃってましたが、交換歴は分かっていたものの塗膜を剥いて(*_*)。。。。。。まずは施工した場所です。それとパネルの交換方法としてありえないやり方。クォーターパネルの繋ぎ目が、突合せ溶接ではなく、もとのパネルの上に重ねられているではあ~りませんかッ。しかも片面スポット溶接なので強度的にも不安が残ります。さらに、重ね合わせた段差をなくす為にパテがてんこ盛り(通称パテシエ)されていて、左リアドアとのチリが合わず何か不自然な感じになっていました。



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ここも当然やり直します。

フェンダー同様、塗膜を剥がし、素地の鉄板の状態を確認。



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溶接でやり直しをするのですが、リアガラスが邪魔なので取り外してからの作業となります。

重なり合った段差をなくす事と強度を持たせる為にミグ溶接機でしっかり溶接します。

溶接する距離が長いので鉄板が暴れないよう気を付けます。

一度削って確認します。あまい所はやり直します。

最後に軽くパテを盛って仕上げます。

怪しいトランクも剥いちゃいました。



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やれやれと一安心する間もなく、今度はバックパネルに問題が発生しました。

パテを剥がしてサビを落としている最中に、バックパネルが剥がれてしまいました。スポット溶接不良によるトラブルです。

ココもまた、溶接からやり直します。

板金し、修理します。



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繋がりのある右クォーターも剥きます。

怪しい所は剥いて確認。

板金し、直します。

ここまで来たらついでにルーフも剥いちゃいました。



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板金作業も終わりに近づいて来ましたが、目立ちにくいステップの下の凹も、左右きっちりと仕上げます。

凹みは、引っ張り出して直します。

給油口&各ドアもバラして板金します。

板金が終わればプライマー処理。



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次は、塗装の下地作業へと移ります。今回ペイントを剥離する予定のなかった左リアドアやルーフパネル、さらに左右クォーターパネルですが、こだわりの職人魂がペイントのトラブルを見逃さず、剥離してしまいました。なんたる大サービス。プライマーサフェーサーまで入れば一段落です。



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下地を丁寧に仕上げて本塗りへと進みます。

外装を綺麗に仕上げることはもちろんですが、オーナー様のご希望で、ドアパネルの内側やフードパネルの内側、トランクパネルの内側、トランクルームの中も艶有りのクリアー仕上げと言うことで、外見からはわかりませんが、内側もピカピカのこだわりの塗装仕上げとなりました。

ブースにて本塗り、乾燥が終われば磨き作業を経て塗装が完成です。



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ちょっと戻って左右のフロントフェンダーミラーの蒸着メッキの下準備をします。

脱着以外に手をかけない前後のメッキバンパーですが、ウラ側のサビがあまりにもひどいので、サビを落とし還元剤にてサビ止め処理をしました。

蒸着メッキが仕上がって来ました。インナーは、艶消し黒でペイントします。



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ドアの防水フィルムも新しく張り替えて、ドアガラスやリアガラス、前後バンパー、その他細かいパーツ(エンブレムやミラー等)も組み付けて。

こだわりのオールペイントの完成です。

ボディーに反射した周りの風景がとても綺麗に映っています。オーナー様にも満足して頂きました。

※光源の違いや角度で配合色の目立ち具合が変わり、写真だと色々な色に見えますが落ち着いた感じの綺麗なブラウンメタリックです。



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